三国山脈 三角山(1690m)、大源太山(1764.1m)、黒金山(1684m) 2014年11月2日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:14 三国トンネル新潟側入口登山口−−6:51 三国峠−−7:21 巻道入口−−7:29 県境尾根に乗る−−8:23 三角山−−8:43 大源太山−−8:57 黒金山−−9:16 大源太山(休憩) 9:41−−9:54 三角山−−10:53 三国峠−−11:09 登山口

場所群馬県利根郡みなかみ町(旧新治村)
新潟県南魚沼郡湯沢町
年月日2014年11月2日 日帰り
天候晴後曇
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場三国トンネル新潟側入口に登山口、駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望どのピークも展望あり
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント悪天が予想されたため登山道がある山にしたが、実際にはえらく天気が良かった。久しぶりに最初から最後まで登山道がある山へ。この付近は既に落葉して麓が紅葉のピークだった。まだ雪無し。谷川連峰もくっきりと見えていた。足が重くイマイチ調子が上がらなかった




三国トンネル新潟側入口の駐車場 積雪対策か電話ボックスが高い
三国トンネル新潟側入口。工事中 登山口
新調した熊よけ鈴 峠までの途中にある水場
水場 三国峠
見晴らしのいい斜面を登る 濡れた木道が滑りやすい
DJFが先週登った向山。ここから岩は見えない きれいに刈り払われた道が続く
三国山巻道分岐 三国山巻道分岐
巻道 巻道
巻き終わって県境尾根に合流 道は良好だが笹が僅かに足元に触る
1597m峰から見た谷川岳方面(クリックで拡大)
大源太山方向 三国山を振り返る
刈り払いがありがたい 三角山へ登る
三角山山頂 大源太山へ
平標−大源太山分岐 大源太山方向も良好な道
大源太山山頂 大源太山から見た東の展望
大源太山から見た八ヶ岳。雲が絡んでいる
大源太山から見た谷川連峰(クリックで拡大)
大源太山から見た仙ノ倉山〜小出俣山
大源太山から見た西側の展望(クリックで拡大)
黒金山へ向かう 大源太山東側から見た日光白根
大源太山東側から見た皇海山
大源太山東側から見た南半分の展望(クリックで拡大)
もうすぐ黒金山 黒金山山頂
黒金山から見た仙ノ倉山 黒金山から見た大源太山
黒金山から見た小出俣山〜十二社ノ峰 黒金山から見た富士山
大源太山へ戻る 大源太山山頂
トンネル目指して下山開始 三角山の山頂標識
三角山から見たパノラマ展望(クリックで拡大)
三国山方向へ進む 大源太山で会ったパーティー
奥日光の山々
尾瀬の山々
三国山巻道 まだ登ってくる人も多い
かなり雲が増えてきた みなかみ町方面。今は麓が紅葉のピーク
三国峠 トンネル到着


 上越国境の谷川岳付近には2つの大源太山があるがどちらも未踏である。登山道があるのでいつでも登れると後回しにしていたのが理由だ。ここしばらくも登る予定はなかったのだが、文化の日の3連休は悪天の予報になってしまい、登山道が無い山で雨に濡れた藪漕ぎはやりたくないので登山道がある山へ変更。しかも仕事の都合で連休中日の日曜日1日しか使えず、あまり遠くに足を延ばすのはもったいないこともあって、三国峠近くの大源太山へ白羽の矢が立った。

 最近は中央道ばかり使っていたので関越道は久しぶり。本庄児玉ICの先で事故渋滞で当初の電光掲示板表示では通過に35分だったが実際には10分ほどで通過。月夜野ICで降りて国道17号線を三国トンネルへ。群馬側/新潟側の両方から三国峠への登山道があるが、明日の天気予報は北の前線へ向かって南風が吹き込むとのことで、雨が降った場合は北斜面の方が風に遮られて雨の影響が少ないと考えてトンネルを抜けて新潟側へ。三国トンネルの両出入口付近は工事中だったが登山口の駐車場は影響なく、高い位置に設置された公衆電話の前に駐車して寝た。予報と違って今は星空が広がっているが明日朝はどうなっていることやら。

 翌朝、まだ暗いAM5時に起床、予報では午後になるほど大荒れの天気が予想されたからできるだけ早く出発するためだ。外に出て空を見上げるとまだ満天の星空。予想外の展開だがいつまで持つかわからないので予定通り早めの行動開始。万が一このまま晴れが続くと森林限界の尾根上は日差しがきついので、この時期に使うとは思えない麦藁帽子をザックの後ろに引っかけた。

 6時過ぎに出発。この時刻ではまだ他に登山者はいない。林道のような広い遊歩道をジグザグに上がっていくと三国峠。立派なお堂に安全登山を祈願して三国山への登りにかかる。ここも整備されて歩きやすいが、今は木道が濡れたままで非常に滑りやすい。横木が取れてしまったものが多いし微妙に斜めっているのがやっかいだ。登りはまだいいが下りで濡れた状態だったら木道を外して歩かないと高確率でコケそうだ。まだ太陽は南東方向の低い位置で眩しい。

 笹と低灌木の見晴らしのいい広い尾根を登っていくと、三国山山頂へ登る道と三国山を巻いて平標方面へ行く道が分岐、三国山は既に登っているのでパスして巻道へ。今までよりやや道が細くなるがまだ1級の道。巻き終わって県境尾根の登山道と合流。

 この先は小さなアップダウンのある県境尾根を北上する。刈り払われた登山道が続くが完璧な刈り払いではなく、僅かに足に触れる笹がある。面倒なので防御せずそのまま歩いていたら「ちりも積もれば山となる」で靴下がびしょ濡れになってしまった。遅きに失したがロングスパッツで足元を固めた。笹が触れるのはほぼ膝から下のみだったのでロングスパッツで十分だった。

 三国山から先の尾根も低い笹と低い灌木が中心なので展望がいい。まず目が行くのは一般登山者と違って西側。大黒山、上ノ倉山、忠次郎山、上ノ間山、白砂山と県境藪尾根の山々がよく見えていた。東は雲が多いが上州武尊と重なるように日光白根。皇海山はこちらから見ると見事な三角形。あの牛の背のような2コブには見えない。はるか遠くの富士山は完全に雲に包まれていた。南八ヶ岳も見えていたが稜線は雲の中。浅間山も同様だ。南から湿った風が入っている影響だろう。ただし上空は秋の青空。今のところ新潟側の雲はかなり離れていておそらく日本海上空。まだしばらく天候は持ちそうだ。

 顕著なピーク、1597m峰を超えて三角山(1690m)へ登る。この頃になると妙な足の重さを感じた。先週は会社で重量物を持ったりしてあちこち歩き回ったのが原因かもしれないし、高めの気温で汗を多くかいていることも影響しているだろう。もう11月で標高1500mを超えているのに気温は+10℃以上、おまけに快晴で日差しが強い。最近は体が山の寒さに慣れてきて+10℃で登りだと暑く感じるようになり今日も扇で仰ぎながらの登り。今日はさほどきつくないルートなので時間は多少かかっても体力的には大丈夫だろう。

 三角山の手前で山頂に数人の姿が見えるようになった。どこから登ってきたのだろうか。三角山に到着すると道標があって浅貝から登山道が上がっていたので、こちらから登ってきたようだ。この道は地形図には出ていたが私が使っているカシミール用地図には出ておらず、今回印刷したのはカシミール地図なので道の存在を知らなかった。浅貝から登った方が無駄な登りはないし距離も近いので三国トンネルから登るより楽だっただろう。残念。グループは高校生くらいの若者4人で、山慣れた様子ではないが元気いっぱい。若さはいいなぁ(笑)。彼らから見れば私は完全に中年オヤジだろう。

 彼らは山頂で小休止中で、私は写真だけ撮影して通過。休憩は大源太山山頂の計画だ。鞍部まで少しだけ下って鞍部からそのまま県境尾根を突き上げるのかと思ったら西側を少し巻いてから、そのまま平標方面へ横移動する道と大源太山山頂へ登る道が分岐する。少し道が細くなるかと思ったら整備のレベルは全く変わりなし。

 1740m肩に達すると傾斜が緩んで横移動、最後に少し突き上げると大源太山山頂に到着した。三角点を中心に藪が無く地面が出た広場になっていて休憩にちょうどいい。北側正面はなだらかな仙ノ倉山。ここから谷川岳へ続く稜線は笹の緑ではなく草紅葉の黄色が中心。標高2000m弱でこの光景は特異だ。まだ天気は良くあの稜線へ立っていれば秋晴れを満喫できるだろうが、天気予報の内容からして登山者は少ないはずだ。でもたぶんこの晴れは長持ちしないだろう。日本海側の低気圧は確実に発達しつつあるだろう。

 休憩前に黒金山を往復してしまおう。標高差は約100mなので往復30分強か。川古温泉方面への道もこれまでとグレードは変わらず、笹で濡れる心配は無さそうなのでザックはデポしてウェストポーチとGPSのみ。気温は予報通り高めでここまで半袖シャツでも汗をかくくらいだったので防寒着を持っていく必要はないだろう。麦藁帽子を持ってきて本当によかった。

 小出俣山を正面に見ながら広く刈り払われた登山道を一気に下って横移動、僅かに登り返して東西に長く同じような高さの尾根が続くようになるが、黒金山山頂は東端だ。東端の肩のような場所に到着すると山頂標識あり。この先の下りも同じように良好な刈り払いの道が続いていた。ここも笹と低い木で展望は良好。

 標高差100mの登り返しで大源太山山頂に戻り休憩。大汗をかいたので500ccの飲料の大半を飲み干した。まだ天気はいいが上越国境の稜線にかかる雲が徐々に増えてきた。ただし雲がかかりっぱなしではなく時間が経つとまた晴れたり。でも南側の関東平野側の上空は高い位置の雲が確実に増えてきた。

 このまま無人の山頂で終わるかと思ったら女性2人が到着、その後男性3人がやってきて合計5人パーティー。先行してきた女性陣はまだまだ余裕の表情だが後発の男性陣はお疲れ気味。河内沢沿いの林道から平標山の家に上がって大源太山、三国山から三国トンネルに下るそうだが、男性陣は三国山に続くアップダウンの尾根を見てさらにお疲れだった。彼らも雨覚悟で登ってきたがいい意味で天気予報に裏切られたとのこと。彼らの集合写真のシャッターを切ってから下山を開始した。

 無人の三角山を通過、三国山巻道を通って本格的な下りへ。木道はまだ濡れたままの場所もあって、気を抜いたら1回派手に背中からコケたがザックがショックを吸収したので被害は無し。その後は滑りそうな場所は板の上ではなく杭の上を歩いた。

 まだ雨は降ってくる気配はないがもう上空は一面の雲で青空は見えなくなっていて、上ノ倉山等の三国峠西側の2000m峰は雲の中。天候は確実に下り坂だった。でも登ってくる人がまだいた。天気は大丈夫かなぁ。風はまだ強くないし気温も高いままなので、雨が降り始めてもいきなり厳しい天候にはならないと思うがちょっと心配だ。三国峠でもこれから三国山に登る男性とすれ違った。

 広い道を下って新潟側トンネル出口に到着すると登山者のものだろう、車が何台か止まっていた。濡れタオルで全身の汗を拭って(今シーズンはこれで最後か?)着替えを済ませて東京に向かった。昨夜はたっぷり6時間寝たはずなのに高速道路の運転中は非常に眠かった。やっぱり体調がイマイチかなぁ。


 

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